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高橋全さんのソロライブ@新宿 白龍館

昨日は、新宿の白龍館に、高橋全さんのライブをききにいってきました。
久しぶりのソロピアノということで、もう愉しみで・・・。
しかも、あの「トマトタンメン」の白龍館ですものね・・・みたいな。

演奏されていたのはバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」、
さらにはキース・ジャレットの「Hourglass part 2」・・・
そしていま公開されている「祈り」という映画のサントラから数曲・・・
体が自然にゆれてきて、空気をつたわってくるピアノ響きと一緒になってしまう感じ。
とってもすばらしいライブでした。

IMG_3984_up.jpg

全さんと最初に出会ったのはいつだったか・・・森のテラスでのとあるイベントだったのかな。
そのときから、全さんの指にくぎづけになりました。
長くしなやかな指(全さんは背も高いのです)が、そっと鍵盤にふれて・・・
鍵盤がおりるまでの、わずかな距離をたくみにあやつり、
まるで色をかさねていくように、そっとそっと・・・音をうみだしていく。
こんなやわらかい、そして水にういているような鍵盤の動きはみたことなかったです。


拡がっていくピアノの音は、こころの深いところまで、すっと入ってきて、
ある部分をそっとたたくのです。そしていろんな思いがまた共鳴して・・・そして次の音へ。
ゆっくりとしたフレーズが、自分の体をつつんでいくのが、すごくよくわかるのです。

以来「四人幾色」をはじめ、なにかとご一緒させていただくこともあり、
いろいろなかよくさせていただいております。ほんとうにありがとうございます。

IMG_3985_up.jpg

みなさんも、機会があれば全さんのピアノ、せひきいてみてください。
とりあえず、いま渋谷のUPLINKなどで公開されている
『祈り~サムシンググレートとの対話~』という映画で音楽を担当されており、
映画をみると、全さんの美しい曲、やさしい演奏がたくさんきけますよ。





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