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やさしくささやく音

その空間にあることで、美しい響きとなり、
美しいイメージがうかんできたりします。

例えば森の音。
風のささやき、鳥の声、川の流れ
たくさんの音が調和して、そこに在る。
メロディーでもリズムでもなく、
なにかしらのつよいメッセージがるわけでもなく・・・
だたそこに在る音。

そこから人々はいろんなことを想ったりしますよね。
よろこび、かなしみ・・・なつかしかったり、さびしかったり。
耳が空気の振動をとりこみ、こころでそれを感じているのです。

2013-05-08 11.22.59_up.jpg

ライアーの音は、そのような
やわらかい、その場に調和した音を奏でるのだと思います。

なにかつよい主張があるのではなく、
ささやく感じで、そっと空間にただよい、とけこみ、
その時、その場、その人をつつみこむ。
その音に耳を澄ました人は、そこになにかを感じられる。

花瓶に生けた花がそうであるように、
ふるい机がそうであるように
「そのもの」のつよいちからを受けとるのではなく、
そっとふれて、そこから感じるとる・・・。

よわく、やさしく、ささやかな響きだからこそ・・・。


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