そっと澄ましている

不思議にそのままな森。
そのままに、ゆるやかにそこに身をおく。

ただ、じっと澄ましている。

さしこむ光がかわる。かげがゆらめく。
風のささやきがはじまり、わずかに木の葉がゆれる。

ただ、それをそっと感じている・・・。


そうしていると、森の中にとけこんでいく感じがするのです。
そしてなにかを語り合っている気がするのです。

森のかがやきのなかで

週末、北軽井沢にいってきました。
そこにはすてきな森があって・・・ほんとにすてきな森。

ただなにをするというわけでもなく・・・
のんびり竪琴を弾いてすごしてきました。

木々の間からの陽射し、木の葉のきらめき、風の音・・・
森からのたくさんのメッセージ・・・。
竪琴を奏でながら、その輝きの中にとけこんでいました。


その大きな大きなちからを感じて、
その美しいすがたを目の前にして、
わたくしができること・・・ただそこにいて、奏でること・・・だけだったのです。


ちいさな、でもたしかな・・・そんな音。
それがわたくしなのだなぁと、そんなふうに想ったのです。