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動きのなかの音 〜ストリングラフィ〜

さてさて、週末のお話 その1
土曜日は、知人の鈴木モモさんも参加されている
「ストリングラフィ アンサンブル」の公演を観にいってきました。

「ストリングラフィ」とは・・・楽器でございます。
初めてお聞きになるかたもいらっしゃると思いますが・・・

簡単に言うと・・・「糸電話」です。 ほらね。

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絹糸を張って、それを指で擦ることによって音をならすという・・・
で、音量を大きくするために、紙コップ(ほんとに紙コップ)をつけているという・・・

で・・・音の数だけ絹糸をはっているのですから
会場は張り巡らされた糸でいっぱいという・・・
その不思議な空間で、糸を擦りながら、踊りながら、演奏するわけです。

えっと・・・なんともイメージしづらいので、あとはHPをみてくださいな
http://www.stringraphy.com/



でね・・・この楽器。なんとも幻想的な音がでるのです。
鳥の声、風の音といった自然音もステキに表現できます。

そしてなんといっても、動きが音を生み出すというそのシステム・・・。
手で擦るということから生み出される、独特の音の立ち上がりと、その消え方・・・。

音がみえてくるというか・・・見えなくなるというか・・・
とくに分散和音なんかが、すごくふわっとしてて・・・
それでいて、スピード感にあふれていて・・・

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とにかく、動きと音の一体感はたまりません。
「音」というものの拡がりをすごく感じられます。
ライアーは、弾いていてもほとんど動かないですし、
その音を耳でとらえるだけですから・・・
(ま、その耳の感じかたをつよくねらった楽器でもあるのですけどね)



今回の公演は口琴とのコラボレーションでした。
これがまたすてき。口琴もなかなかおもしろい楽器でして・・・って語ると長くなりますね。

とにかくすてき。またぜひみにいきたいです。
みなさんもぜひ機会があったら、この楽器の演奏観にいってくださいな。

モモさん、ありがとねー。

とあるおうちに響く音

さぁて、2月になりました。はやいもので・・・かな?


今日はとある方のご自宅のパーティにて演奏してまいりました。
あまり詳しいことは書けないのですが、
イングリッシュガーデンがとってもきれい。
家の中もすてきなものでいっぱい。
なんか夢の中にいるような・・・そんな感じなおうち。

お集まりいただいていた方々も、自然と笑顔があふれ、
とても愉しいパーティでした。
そんな中、ライアーの音色にゆったりとしていただいたのでした。
初めてライアーをきくという方もたくさんいらっしゃって、
その響きに、いろんな想いを広げていただけたようです。


でね・・・そこのお家に、大きなオルゴールがあったのですよ。
1880年代に作製されたとかいう・・・。
これがもう、すばらしい響きでして・・・
演奏の後にきかせていただいたのですが、
ふわっと拡がる音がとってもここちよかったです。
昔の人も、こうやってゆったりと耳をかたむけていたのだなぁと思うと、
時をこえて奏でつづけているオルゴールの音色に
わたくし、涙がでてきそうになりました。


すてきな出会いにあふれた一日でした。
みなさま、ほんとうにありがとうございました。

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